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【製品レビュー218】SONY Tablet Sシリーズ 32GB Part 1 [製品レビュー・PC系]

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・製品 SONY Tablet Sシリーズ 32GB
・型番 SGPT112JP/S
・定価 ¥52,800(税込)
・購入価格 ¥51,216(税込)
・購入日 2011年9月17日
・お買得度 ---

(購入動機)
やはりSONYのTabletであり、お手並み拝見的で買ってみた。正直、購入前に少し実機に触れることが出来たので使ってみたが、iPadと同じ価格でポイントもつけないという同じ戦略。同じ土俵で勝負するとはビックリです。それほど自信があるのか・・・。

(製品レビュー)
発売日に買ったので、まだあまり使っていないので、今回はファーストインプレッションとしてPart 1としてお伝えします。ということで、今回はお買い得度は付けません。もう少し使い込んでから、評価します。とは言え、結論から言うとiPad 2と比べると1年以上は遅れていると感じる。

まず買ってすぐにするのは、Android 3.1からAndroid 3.2にアップグレード。発売事前に、3.2に対応することになりWiFiの設定をしてすぐにアップグレード。これは、簡単にできる。
さすがにスマートフォンと比べて画面がでかいので、使いやすい。そして、液晶の反応もAppleに遜色ないくらいの速い動き。しかし、液晶はiPadと同様のIPS液晶の割には画質がイマイチな感が・・・。しかし、視野角は180度近くからでもちゃんと見れるのでIPS液晶ではあるのは間違いない。
他のAndoidタブレットと比較すると、よく出来ていると思うが、iPad 2と比較したら雲泥の差と言わざるを得ない。
カタログに載っているメインの機能のほとんどが、10月以降にならならいと使えないのはガッカリだ。こんなんならすべて対応してから出してもいいのに・・・。それほどSONYは焦っているのだろう。
ちなみに使えないメイン機能は、「PLAYSTATION Store」(10月より)、ビデオ配信サービス「Video Unlimited」機能(秋より開始予定)、「Reader Store」(10月より)などだ。Reader Storeなんて、既にやっているサービスだしソフト開発の遅れなんだろうけど、こんな中途半端な製品を出してもいいのかと驚くくらいだ。昔のソニーではあり得ないことだ。

一番期待していたブルーレイお出かけ転送の機能ですが、これも残念ながら付いていない。店の人は著作権の問題とか言ってたけど、ウォークマンが実現しているんだからAndoroidの問題以外考えられない。きっと、他社のOSを使っている以上ブルーレイお出かけ転送は実現出来ないのかもしれない。これができれば、この製品の商品価値は個人的には大幅にあがる。iPadとの大きな差別化になるし・・・。これだけでも買った価値を感じるくらいだ。

そしてビックリしたのは、このSシリーズには16GB/32GBモデルがあり、SDカードスロットが付いているんですが、メモリースティックがなくなったのもビックリだが、このスロットに入れたデータは、メモリに入れたまま使うことが出来ないという意味の無いスロットだった。つまりReaderみたいにしか使えないのだ。ソフトや画像などいちいち本体に転送しないと使えない仕様になっている。これには、本当にガッカリだ。さらに充電もフル充電に約5時間、Web使用に約6.2時間とサイズもでかいのに情けない。
筐体もプラスティック系で安っぽいし、SDスロットとUSB端子は隠れているんですが、このフタも樹脂でできているがすぐに壊れそうな安っぽい作り。本当に、最低だ・・・。

初代の期待されたSONYのTabletだが、これがとんだ酷い製品だということが分かった。
いいのは、せいぜいタッチパネルの動きがてきぱき動くこと、そしてソフトタッチキーボードがiPad 2より優れている点くらいだ。というか、ソフトタッチキーボードくらいしか上回っていないぞ・・・。

この製品でiPad 2と同じ価格なんて、いい度胸していると思う。初日を見ている限り、SONY好きなどのマニアが買っていることもあり、そこそこ売れているようだが、すぐに売れなくなるはずだ。そして、数ヶ月後に1万円前後の値下げをして・・・という感じがしてしまう。
残念ですが、iPad 2には大きな差を感じる。SONYがこの程度の製品しか作れないのは、Andoroidに縛られているからだ。Andoroidを使っている以上は、Tablet市場は厳しいと思う。

もう少し使って知り尽くしてみるが、おそらく数ヶ月後には売却している気がする・・・。
悲しいが、SONYもこんなに落ちぶれてしまったのかと残念でならない。儲け主義に変わったからだろうが、SONYスピリットはどこへいったんだ。今のソニーは、井深氏と盛田氏の意志なんて受け継いでいない。
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コメント 2

sekipi

まあ、大体想像通りですが、やっぱり大々的に商品を出すなら最低限目玉になる様なサービスと同時に立ち上げないと本気度が疑われますよね。
(それが少々の欠点を吹き飛ばすくらいの魅力を持っているというのが一番良いラインになるんですが...。Appleはやっぱりそのサジ加減が特に上手いですよね。)

世界規模で見てSONYのリージョン毎の戦略には近年疑問符が多いので、もっと全世界同時展開とか考えてやって欲しいもんです。

TGSではPS Vitaが台風の目になってるみたいですが、これも相当しっかりやらないとスマートフォンに携帯ゲーム市場全部持ってかれちゃいますよね(まあ、携帯電話でやるゲームは総じてゲーム性が低くて「ナメンな」ってレベルの物が多く、市場そのものが食い荒らされるという別の意味で心配が有りますけど)
by sekipi (2011-09-18 21:31) 

こさぴー

sekipi さん、こんにちは。

ほんと最近のソニーは利益重視で、よい製品が生まれません。技術もあって、ソフトもあるのに、それをうまく使っていない。
結局、コストを下げて本当はもっといいものを高く売れるのに、コストダウンして安くして魅力を自ら下げている気がします。

自分は、テレビをKDL-52HX900からKDL-55HX920に変更しましたが、画質は明らかに良くなりましたけど、筐体のコストダウンにはビックリしました。本当に、これが最上位機種なのかと目を疑いました。その分、軽くなって運びやすくなりましたけど、これがハイエンドモデルだと思うとガッカリです。画質はいいんですけどね。
by こさぴー (2011-09-26 21:02) 

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